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警備員の法定研修とは?具体的に何をするの??

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警備員の法定研修とは?具体的に何をするの??

警備員の法定研修とは?具体的に何をするの??

目次

・警備員の法定研修とは
・研修を受けるメリット
・実際の業務との関連性
・まとめ

警備員の法定研修とは

実は「法定研修」というのは通称で、正式には「警備員教育」と言います。
警備業を営むすべての事業者は、「自社の警備員に対して警備業務を
適正に実施させるための教育を行うこと」が義務づけられています。
この教育こそが「警備員教育」なのです。

教育内容や時間についても警備業法で明確に定められていて、
正社員・契約社員・アルバイト・派遣社員など
従業員の雇用形態に関係なく実施しなければなりません。
この「警備員教育」には2種類存在します。

◆新任教育
警備業務の未経験者に対して行う研修を「新任研修」と言います。
所定のカリキュラムを20時間以上受講しなければなりません。
カリキュラムの中身も2通りあり、

<基本教育>
・警備業務の基本原則
・警備員の資質向上について
・警備業法
・事故発生時の対応や応急措置
・護身用具の使い方や護身方法
を受講します。

<業務別教育>
1号警備から4号警備まである警備業務のうち、
どの業務を行うかによって内容が異なるため、
入社した警備会社からどの業務の業務別教育を受けるか
指示されて、その内容を受講することが一般的です。
基本教育と合わせて20時間以上行います。

※東京都警備業協会の研修センターでは、この20時間を3日間で
実施しており、最短で法定時間を満たして実務をスタートすることができます。

◆現任教育
すでに勤務している現職の警備員が毎年受講するのが「現任教育」です。
これは10時間以上という定めとなっています。
内容は「基本教育」と「業務別教育」と、新任研修と同内容です。
警備会社によっては、これらに加えて会社独自の研修を行う場合もあります。

研修を受けるメリット

そもそも法定研修(警備員教育)を受けなければ、
警備員として働くことができないと
法律で義務づけられていますが、
それ以外にも受けるメリットはあります。

<勤務開始前に業務内容を正確に把握できる>
実務が始まる前に、具体的にどんな仕事をするのか?
これを座学と実践で研修を行う職種は少数派と言えます。

多くの場合、入社した後にOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)
という、実務をしながら先輩や上司から指導を受ける場合が多数派です。

これは稼働まで最短で進められますが、
目の前の業務を覚えることを繰り返すため仕事の全容や
意義などを知る機会が少なく、長く勤務する動機付けには
ならない場合が多いです。

警備員の研修はそれらもカバーした内容になっているため、
「自信と安心の両方を得た状態」で実務を始めることができます。
これは大きなメリットと言えるでしょう。

実際の業務との関連性

基本的な知識や仕事の心得、装具の使い方などは
間違いなく実務にそのまま活用できる内容です。
しかしながら、業務別教育で学ぶ内容は基本中の基本。
すべての現場を網羅しているわけではありません。
実際の現場では学んだ内容をもとに、発展・応用させることで
少しずつ一人前の警備員へと成長することができます。

とはいえ、ひとりで孤独にがんばるということではありません。
未経験でスタートする場合、まず間違いなく先輩スタッフと
チームで現場を担当することになります。

経験豊富な先輩スタッフは、警備業法を順守しつつ
ケースバイケースでベストな判断・行動ができます。
それらを目の当たりにすることで、少しずつどんな現場でも
応用できるノウハウが身についていくでしょう。

「警備員教育」はこの仕事を始めるために必要不可欠ですが、
受講すればいいというわけではありません。
むしろ受講して「ベースができた」という認識を持ち、
日々学ぶ姿勢を忘れないことが非常に重要です。

まとめ

・警備員として働き始めるときも、
 警備員として働き続けるにも必要な研修がある。
・実務が始まる前にしっかりと教育を受けることで
 勤務開始後の違和感やギャップが少ない。
・研修を受けたら終わりではなく、
 受けてからが本当のスタート。

この3点が今回の記事のまとめです。

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