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知っているようで意外と知らない!?交通誘導の仕事をわかりやすくご紹介!

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知っているようで意外と知らない!?交通誘導の仕事をわかりやすくご紹介!

知っているようで意外と知らない!?交通誘導の仕事をわかりやすくご紹介!

目次

・交通誘導警備の概要
・具体的な業務内容
・使用する装備
・交通誘導警備の大変な点や注意事項
・まとめ

交通誘導警備の概要

そもそも「交通誘導」とは何でしょうか?
警備業法では、業務内容ごとに1号業務から4号業務まで
4つに区分されていて、交通誘導警備は雑踏警備と同じ2号業務
に該当します。そして、2号業務の定義として警備業法の中に
「人若しくは車両の雑踏する場所又はこれらの通行に
危険のある場所における負傷等の事故の発生を警戒し、
防止する業務」と明示されています。
少しかみくだいて表現すると、事故の可能性や混雑が予想される
場所の安全を確保し、事故を未然に防ぐための仕事、と言えます。

工事現場や商業施設などで交通誘導を行う警備員を
よく見かけるのは、こうした定義があることと
特に道路上の工事に関しては、多くの自治体が
警備員の配置を条例で定めていることが理由です。

次に、交通誘導を行う際に必要なスキルを解説します。
まず何よりも「人命を左右する仕事」であることを
強く意識して常に責任感を持つことが挙げられます。
どんな仕事でも言えますが、長く続けていると
自分なりに仕事を簡略化したり、手順を省略して
効率よく行動しようとするようになりがちです。

それが功を奏する業務もありますが、
警備業においてはNGです。
通行する人や車両が誤認しないよう、
大きな動作でわかりやすく指示をすること。
この基本を忘れず、徹底し続けることが求められます。

つまり、基本をおろそかにしない意識と行動が
必須スキルと言えるのです。

具体的な業務内容

ここからは、交通誘導の具体的な業務をお伝えします。

<道路での交通誘導>
道路工事を行う該当場所の前後で、通行する車両や歩行者を
誘導します。工事によっていくつかの状況になるため、
現場の状況に応じた誘導を行う必要があります。

・通行止め
工事を行う道路の幅が狭い場合、通行止めにする場合があります。
この場合、工事をしている道路に車両が侵入しないように
進入禁止の看板を設置して、警備員も看板付近に立哨し、
進入しようとする車両に迂回路をお伝えします。

・片側交互通行規制
片側交互通行規制とは、片側一車線道路において、
一方の車線で工事を行うために規制を行って封鎖し、
残った片側の車線を使って両方向の一般車を
交互に通行させる規制のことを言います。
幅員のある道路で車線が複数ある場合は、
進行車線の先に工事現場があることを知らせたり、
車線変更を促す場合もあります。

<商業施設での交通誘導>
ショッピングセンターやアウトレットなどの
大型商業施設はもちろん、大型スーパー、
人気の飲食店などでも交通誘導を行う場合があります。

駐車場の出入口での車両誘導がメインとなりますが、
歩行者の妨げにならないように発進・停止の合図を
行います。また、駐車場が満車になった場合に
道路上に停止車両が列を作るようなことがないように
入場制限をしたり、付近の駐車場をお知らせするなど
施設内の交通誘導だけでなく、近隣の交通安全にも
配慮した行動が求められる場合もあります。

<具体的な誘導合図の出し方>
・車の停車を促す
自らの安全を確保できる位置から、
運転手に視認しやすいよう大きな合図を行います。
頭上より高い位置で誘導灯が地面と平行になるように
横向きに停止させます。

・車に発進を促す
停止した車に発進を促す場合は、
車の進行を邪魔しないよう、安全な位置から
大きな合図を行います。
体の向きを進行方向と平行に向けて
誘導灯は車を招くように動かしつつ、
空いた方の手を車が進む方向に伸ばします。
大きくかつゆっくりと動かすことが大切です。

・徐行を促す
停止の指示と同様に、誘導灯を真横に向けつつ
上下に動かすのが徐行の指示です。
発進の指示と同様に大きくゆっくりと動かします。
向かってくる車に徐行を促すので、自身の安全確保も
重要です。運転手から視認しやすく、なおかつ
車の進行ルートから少し外れた立ち位置を意識しましょう。

使用する装備

交通誘導に必要な道具は4つあります。
現場の状況などに応じてうまく使い分けることが
必要です。

誘導灯
誰もが最初にイメージする装備が誘導灯です。
車両の運転手や通行人の注意を惹き、いち早く
指示を伝えるための必須アイテムと言えます。

警笛
主に車両の運転手に警告や指示を伝えるためのものです。
誘導灯より瞬間的かつ聴覚に伝えることができるため、
緊急時や周辺の騒音が大きい場合などに使用します。

白手袋
誘導灯を持つ手に嵌めることで、
より一層指示が見やすくなります。
白手袋で誘導指示を出す場合もあります。

手旗(誘導旗)
赤と白の2枚ワンセットで使用します。
左手に赤、右手に白の旗を持つことが基本と言われており、
赤は停止、白は進行という意味になります。

交通誘導警備の大変な点や注意事項

働き始めてから「こんなはずじゃなかった…」という
ことにならないよう、この仕事の大変なところも
あらかじめ知っておくことが重要です。

体力面について
重い物を持ち上げたり運んだりすることはありませんが、
屋外での立ち仕事のため、一定レベルの体力が求められます。
夏の暑さはもちろん、冬の寒さも体力面が問われますので
働きながら慣れていく必要があります。

精神面について
交通安全や人命にも関わる仕事のため、責任感や緊張感から
勤務開始当初は「精神的につかれる」という人もいます。
また、規模の大きい現場の場合は通行する車両・人が多く
注意すべき部分や想定すべきことも比例して多くなります。
これも体力面と同じく、一定の経験を積むことで
慣れていく必要があります。

天候について
晴れた日ばかりではありません。雨の日や風が強い日や
時には雪の日も、工事現場が稼働していたり
商業施設が営業をしていれば警備を行う必要性があります。
もちろんレインコートや防寒着などはあるものの、
屋外業務だからこそ天候の影響は小さいとは言えません。

注意事項
警備業務は、所定の動作や手順で交通の安全や人命を守る
仕事ではありますが、車両の運転手や通行人の協力なくしては
成立しません。少しでも気持ちよくご協力いただくために
所作やお声がけなどに配慮が必要と言えます。
警備業務はサービス業の一面もあると、あらかじめ留意しておくと
現場に出てからのギャップが少なくなるでしょう。

まとめ

・交通誘導は行政が義務づけているケースが多く、
 常に安定した案件数がある。
・責任感と思いやりの心、正しい知識と動作を
 継続する地道な性格だと活躍できる。
・大変な部分をあらかじめイメージしておくことが
 入社後のギャップ防止に効果的。

この3点が今回の記事のまとめです。

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